東京都23区内で、子育てに向いている街として江戸川区と練馬区は常に上位に選ばれている自治体です。都会ながらも公園や緑が多く、都会すぎない街でもあります。都内には他にも魅力あるエリアは沢山ありますが、私は江戸川区と練馬区の両方の自治体に7年以上住んだ経験があります。そこで、どちらの区に住むか迷っている方に向けて実際に住んで感じたことをご紹介いたします。大きな自治体の政策は似た部分はあるものの、住んでみると全く違う街です。
子育て観点でいうと江戸川区の方が充実していますが、災害や地盤を考慮すると住宅の購入判断が難しいと感じます。江戸川区に住んだ経験や私の周りの友人も江戸川区では賃貸。購入は練馬区側へ移動している傾向が強く、一度住んでどういうエリアかしっかり把握したからこその判断だと思っています。
本記事では様々なネットで掲載されているありきたりな補助金などの話ではなく、実際に住んでみたらどうだったのか?長い間住んでいないとわからないリアルな体験を共有致します。
江戸川区と練馬区の住み心地を比較
公園数はどちらも多いが江戸川区の方が遊具が充実!江戸川区の公園レベルは高すぎる
江戸川区と練馬区は、都内でもTOPクラスの公園数を誇ります。大きな公園もあり江戸川区では篠崎公園、練馬区では光が丘公園、練馬城址公園があります。
地域に密着する公園に着目して比較すると、江戸川区の公園は滑り台やターザン、ブランコ、回転灯などの遊具が非常に充実しており、定期的に新しいものに入れ替えています。一方、練馬区は遊具がないだだっぴろい公園が多い印象です。練馬区の公園が一般的なレベルであり、どちらかというと江戸川区の公園のレベルが恐ろしく高いと考えています。
江戸川区の公園イメージを下記写真で共有します。遊具が充実しているイメージです。
練馬区のイメージを下記写真で共有します。
大きな公園でも江戸川区が充実していると思います。篠崎公園のように様々なスポーツができる公園。薔薇が綺麗で汽車バスが通る葛西レクリエーション公園や葛西臨海公園。プチ動物園やポニーに乗れる行船公園や篠崎ポニーランドなど。江戸川区は多彩なバリエーションに富む公園があります。
カブトムシは練馬でしか見かけなかった!江戸川区では見たことがない
あくまでも私の経験になりますが、セミやトンボは江戸川区では見かけたのですが、カブトムシは全く見かけませんでした。篠崎公園のような大きな公園でも見かけたことはありません。一方、練馬区付近には、昔から残されている林や森のような場所がいくつかあり、そこにはカブトムシがいます。
川に挟まれている江戸川区と陸続きの練馬区。自然環境においても住んでいる生物も違うのでは?と感じます。石神井公園や江古田の森(練馬区近くの中野区)ではバードウォッチングする方もみかけます。
江戸川区は道幅が広く、歩道も広い!安心感がある
車道も歩道もですが、江戸川区の方が道幅が広いです。お子様が自転車で遊びにいくさいには道幅が広い方が安心でしょう。練馬の場合ですと歩道の幅が狭く電柱があると、部分的に非常に狭い箇所があります。実生活において江戸川区の場合は歩道で自転車とすれ違うことも容易なケースがありますが、練馬区ではどちらかが一旦止まってぶつからないように注意することが多い印象です。
江戸川区の道路は碁盤の目のように見通しが良い道路編成になっていますが、練馬区は少しいりくんだくねくねした道が多少あります。私の感覚的には練馬区は昔から完成された街だから道路幅が昔基準。江戸川区は新しい街だから道路幅を広くでき、現代の基準レベルになっているのでは?と感じています。
江戸川区の道幅のイメージ写真は下記。
練馬区の道幅のイメージ写真は下記。
実は道幅の狭く、中堅レベルのマンションが多い練馬区は空が広く見えません。江戸川区の方が見晴らしがよい印象です。
江戸川区は坂道がほとんどないので自転車移動が楽。練馬区は場所によって坂がある
私はサイクリングが大好きで街歩きならず、街サイクリングをします。江戸川区は0メートル地帯と言われるように平面な土地で坂がほとんどありません。自転車や徒歩での移動も快適です。一方練馬区は、ゆるやかな坂がところどころ存在します。池袋駅から練馬駅に向かうとだんだん標高が上がっていき、ゆるやかではあるが坂があることに気付きます。
自転車移動という点では、江戸川区の方が快適に移動するこができます。だからこそ、練馬区ではママチャリ移動はあまりみかけず、バスや車移動が多いのかもしれません。
練馬区は商店街が多く、老舗の店舗が多い!江戸川区は新規店舗やチェーン店が多い
練馬区の駅近くには昔ながらの商店街がどの駅でも大抵あります。外観は古いお店もありますが、比較的お得度があるチェーン店がある中で生き残ってるので、なにかしらの魅力があるお店です。飲食系などは練馬区には本当に良いお店が沢山あると感じています。一方江戸川区は新規オープンするお店やチェーン店が多い印象で、古くから継続しているお店が比較的少ないと感じています。商店街も江戸川区にもありますが比較的小規模なもので、個人店のお買い物と考えると練馬区の方が濃厚なイメージです。
江戸川区瑞江駅近くの生活利便性(サミット・ライフ・ドン・キホーテ・ダイソーなど)の雰囲気写真は下記。
江戸川区はチェーン店が多いので、ダイソーやセリアなどの100円ショップや駅によっては大型ショッピングモールもあります。駅前には便利な店舗が集約されているのでお買い物に不便と感じる点は少ないでしょう。駅前から1分も離れれば非常に静かな環境になるのも特徴です。エリアによりますが環七などの大通りがある場合は別。
一方練馬区は再開発で駅前が開けている石神井公園や大泉学園がありますが、多くは昔からの商店ががある街並みです。西武線なので西友(今後はトライアルになる)が駅前にあり、多くの方はそこで買い物するイメージです。
陸の練馬は夏が暑い!江戸川区は川に挟まれており比較的暑さが和らぐ
東京都で暑い街として取り上げられる練馬。標高が比較的高く、夏は暑くて冬は寒い印象です。特に夏は池袋や新宿からエアコンの室外機からの暖かい風が練馬に流れてくるといううわさがあるくらいで、江戸川区より暑いのは体験上事実だと思います。
一方江戸川区は川に挟まれていることや道幅が広く熱気がたまらない気がします。夏は確かに暑くは感じますが、練馬ほどではない印象です。
図書館の違い!江戸川区ではゲームの貸し出しがあり、練馬区では漫画が充実
江戸川区の図書館では、ナインタイルなどのカードゲームやボードゲームの貸し出しがあります。これは練馬区の図書館ではないサービスです。一方、練馬区の図書館では漫画(ワンピース・スラムダンク・こち亀など)のラインナップが充実しています。これは練馬区が漫画やアニメに力を入れている区だからです。
練馬区から有名な漫画家が沢山出ていることもあり、ドラえもんでは住所が練馬区であることが知られています。練馬区の大泉学園駅から徒歩で行ける場所に東映アニメミュージアム(無料)があり、アニメや漫画の街として感じることもできます。

東映アニメーションミュージアムは毎回違うイベントが行われており、飽きさせない仕組みがあります。お気に入りのアニメがイベント対象になっている時に訪問してみてはいかがでしょうか?
江戸川区と練馬区の交通面
都心への移動と考えると練馬区の方が利便性が良い
練馬区は池袋や新宿が比較的近く、意外とバスも便利なルートを走っています。江戸川区は都心に出るまで乗り換えるターミナル駅が少ないのと、バス便が思ったよりも弱い印象です。都心への移動を考えた場合は練馬区の方が利便性が高いと感じます。
都心へのアクセスは仕事に行くことだけでなく、子育てを考えた時に色々な都心の施設へ子供と一緒に体験に行きやすいところがメリットです。交通の便が良いと遊びに行く幅が広がりますし、疲れて帰る時もすぐ帰れるメリットは非常に高いと感じます。
江戸川区の交通面!銀座や浅草方面などへは便利だが、東京メトロの通勤時間帯は混雑
江戸川区の交通面は大きく東京メトロ(東西線)、都営新宿線、総武線にわかれています。このなかで東西線は非常に通勤時間帯は混雑する路線です。葛西駅周辺は江戸川区内で利便性が非常に高い街になりますが、電車の混雑度は驚くレベルです。都営新宿線と東西線の両方に住んだ経験から、都営新宿線の方が圧倒的に空いており快適です。これは、都営新宿線の終点が本八幡駅で終わっており、乗車数が限定的であることが言えます。
通勤時間帯を避ければ都会までのアクセスは良好です。特に、銀座や浅草、お台場方面にいくのには練馬より便利に感じます。バスは京成バスがメインで都バスがあるかな~くらいで環七などの大通りメインで走る路線が多いです。例えば、ディズニーランドまでバスで行くのも比較的簡単な駅が多いのが特徴です。
練馬区の交通面!新宿・池袋・渋谷・高円寺など以外と簡単に行けて利便性がよい
練馬区は西武池袋線のイメージが強いかと思いますが、有楽町線や副都心線が乗り入れしています。更には、練馬駅からは大江戸線も走っていて交通面が強いです。例えば、練馬駅を起点に考えると、練馬から乗り換えせずに、新宿・池袋・渋谷・元町中華街・六本木に一本で行けます。
更にはバス便が非常に多く、中央線沿線の中野駅・高円寺駅・阿佐ヶ谷駅などへもバスで1本で行くことができます。電車だけに注目しがちですが、意外とバスが多いんです。練馬区役所からは草津温泉や軽井沢方面などいくつか遠方行のバスが出ているのも魅力です。
近隣区を見ると練馬区の方が中野区や高円寺などの特徴がある街に行きやすい
江戸川区エリア付近を考えると「千葉の市川市・江東区・浦安」らへんになります。ディズニーランドが好きな方や千葉の海よりが好きな方にはあってくるでしょう。一方練馬区エリアの周辺は中野駅・高円寺駅・吉祥寺など個性豊かなエリアが近隣にあります。電車の直通はありませんが、バス便が南北を走っており、簡単に行くことができる魅力があります。
例えば、練馬駅から中野駅や高円寺駅は自転車で20分で、バスならもっと早く到着します。自分が住むエリアはその街だけを見てしまいがちですが、俯瞰してみると練馬の近隣エリアには魅力ある街が沢山あります。行政区が中野区、杉並区と分かれてはいますが、プールや図書館などの行政施設およびサービスが同じように使える場合が多く、お得度があります。
子育て目線だと江戸川区の方が魅力的な公園が多く、広い街で過ごすイメージ
小学生くらいまででしょうけども、公園で遊ぶ機会が多いと思います。江戸川区は非常に多くの公園があり、定期的に整備や遊具の入れ替えを行っています。かなりのお金を子育てにかけていると感じます。また、道路幅が広いことと、大きなマンションが少ないこともあり、空が良くみえ街自体が広いイメージです。
川に挟まれているので河川敷があり、広い川や散歩、ランニングなど。東京都にこんなエリアがあったのか?しかも23区に!?と思うことでしょう。どこの駅前もそこそこ栄えているが徒歩1~2分歩くと閑静な住宅街となっており、まさにベッドタウンのイメージです。
江戸川区と練馬区の住んでいる方の特徴 ※経験則
車のグレードが練馬区は外車が多く、江戸川区は国産車が多い
練馬区で走っている車や駐車場に停まっている車はベンツ、ポルシェ、フォルクスワーゲンが多い印象です。もちろん日本車もありますが、外車をよく見ます。一方、江戸川区では国産車が多く、トヨタ、ダイハツなどが多い印象です。また、江戸川区では自転車移動が多く、電動付きママチャリをよくみますが、練馬区では車とバス移動が多いのかあまりみかけません。
喫煙マナー
これは住んでいる地域によるかもしれません。あくまでも私が住んでいたところの話になります。江戸川区と練馬区の両方で歩きタバコをする方はいます。しかし、江戸川区の場合は自転車に乗りながら喫煙される方をよく見かけました。子供の背の高さを考えると顔の部分にタバコの火が来るので、怖いなと思ったことがあります。
練馬は商売人が住むワチャワチャした雰囲気を感じる街
練馬は閑静な住宅街というよりも商売の雰囲気を感じるワチャワチャしたにぎやかな街です。ユニークな個人店が多く、お店の方と話していてもユニークな方が多い印象です。
少し話はそれますが、お年を召された方が多い練馬ですが、個人店のマスターとお客様がよく話されているのを見ます。(私も話しますが)これが練馬は非常に多い。江戸川区はチェーン店の方が多いのでこうはなりません。よ~く考えると定年を迎えて会社の人間関係がなくなった場合でも、練馬区であれば魅力ある個人店の方がよい話相手となるでしょう。
賃貸なら江戸川区で購入なら練馬の理由を解説
江戸川区の水害リスクを考えると自宅購入の決断が難しい
江戸川区に住んでいる時に川が氾濫する避難指示が携帯電話にきたことがあります。その時に初めて江戸川区のハザードマップを見たのですが、「ここにいてはだめです」という表現にびっくりしました。ほとんどが赤いエリアに該当し、水害が発生しやすいエリアになります。
江戸川区役所の公式HPハザードマップを下記にリンクします。
床上浸水というレベルではなく場所によってはマンションの2階くらいまで水が流れてくるというレベルのものでした。我々は今更近くの学校に避難するのも雨で危険だろうと感じ、マンションの上層階に住んでいたことから避難はしませんでした。江戸川区に住むということは水害のことを頭に入れておく必要があります。
でもこの水害についてはある程度何日か前に天気予報で予測することができます。低層階に住んでいればリスクを考慮し、別の場所へ移動。高層階であれば食料など備蓄があれば対応できるのだと思います。ただ、家自体は水害で劣化してしまうと考えると購入判断が厳しく、私は買えませんでした。
江戸川区と練馬区の地盤の話
江戸川区は地盤が弱く、地震時に結構揺れます。一方、練馬区は武蔵野大地の頑丈な地盤で地震が来てもほぼ揺れません。家の揺れは「地盤の固さ」と「住宅の耐震等級」の2つによりかわります。耐震等級が高い建物(耐震等級2以上)だとしても、地盤がゆるいと揺れるので地震には弱い区だと感じています。実は私が以前住んでいたマンションも地震の影響で少し傾いているんですと不動産屋から聞いた時にはびっくりしました。(住む前に教えてよと思ったんですけどね。自分で身を守る時代なんだなと。)
まとめ
本記事は体験談を元に江戸川区と練馬区がどんな街かを伝えました。少し日記のようなかたちになってしまいましたが、リアルな住み心地を伝えられればと思っております。
コメント